この記事はこんな人におすすめ
『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット』は、全世界累計で100万部刊行されたお金にまつわる本です。
ここ数年で、最高かつ最も独創的なお金の本と言われています。
内容は難しくなく、おもしろかったのでお金の知識が全然ないという人もすぐに読み終わります。
割と読みやすい本なのに、めちゃくちゃ勉強になるおすすめできるマネー本です。
この記事は、『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット』の内容を紹介します。
目次
『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット』の内容
では、この本の内容の一部を紹介していきます。
人はお金に対しておかしなことをする。ただおかしな人は誰もいない。
みな自分独特の経験に基づいて、そのときに意味のある判断をしているから。それぞれの経済的な目標や投資対象の特徴を加味して投資判断を行っているわけではない。ある人にとっては相当おかしなことでも、別の人にとっては理にかなっているということもある。
成功と失敗には、運とリスクが大きく影響している。だから何事も、見かけほどよくも悪くもない。
成功をもたらしたのが運であるなら、その兄弟であるリスクがすぐそばにいて、状況を簡単にひっくり返してしまいかねないことを自覚しておくべき。逆に、運悪く失敗してしまっただけの場合、自分の判断は最悪だったと思い込まないように自覚しておくことも重要。成功における運の役割を知っておけば、失敗におけるリスクの役割も理解でき、冷静に結果を分析できるようになる。
足るを知る。これは大切で当たり前なのに見過ごされがち。
これが分からず、さらに富を増やそうとして破産した有名な投資家は大勢いる。
ウォーレン・バフェットの純資産の95%以上は、65歳以上に得られたもの。
いい投資はそこそこのリターンを繰り返し何度も手に入れ続けること。そのとき複利が最大の力を発揮する。
いい投資とは、一貫して失敗しないこと。
「裕福になること」以上に大切なのは「裕福であり続けること」である。絶対に避けたいのは市場からの退場。退場を避けるには次の3点の気をつける。「大きなリターンを得ることよりも、経済的に破綻しないことを目指す」「あらゆる計画でもっとも重要なのは、計画通りに進まない可能性を踏まえて計画すること」「未来に楽観的であれ(たとえ途中で不運に見舞われたとしても、長期的に見れば物事は自分の望む方向に進むと信じること)」。
5割の確率で失敗しても、富は築ける。
多くの失敗もテールイベントが補ってくれる。
豊かさは目に見えない
裕福さの誇示は、富を減らす。富を築くために必要なのは自制心。
特定の目的が無くても貯金はすべき。
人生では、最悪のタイミングで予期せぬ出来事が起こり得る。貯蓄は、そのリスクに対する備えになる。
成功のために必要な代償を見極め、それを支払う準備をする。
お金を増やすうえで生じる、不確実性や疑念、後悔といった代償は支払う価値がある。この代償は、罰金ではなく手数料ととらえるべき。
誤りの余地を大切にする。
長く市場に参加するために、何が起こるかわからないことを想定しておくべき。予想外の出来事に耐えやすくしておけば、時間をかけて資産運用ができ、複利の効果を享受できる。
上記の内容を、たとえ話や具体的な例を挙げわかりやすく説明してくれるので、お金に関する知識が無くても読みやすい本になっています。
まとめ
この本は「金持ちはどんなことを考えているのか知りたいという方」や「今やっている資産形成の方法が正しいのか不安だ」という人におすすめできる本です。
自分は主に米国株に投資していますが、本当にこのままでいいのかと不安になるときもあります。
ただ、この本を読んだことで、今の自分の行動とこれからとるべき行動を考え直すことができ、割と不安はなくなりました。
お金の勉強をし始めた人にも、すでに資産運用を始めている人におすすめできる本です。
是非読んでみてください。