SEO対策って何をすればいいの?
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化を意味します。
つまり、SEO対策を簡単に説明すると「ネットで検索されたとき、自分のサイトが他のサイトよりも上位に表示されやすいように対策すること」になります。
現在、SEO対策は多くの方法がありますが、きぐちさんの書籍「ブログで5億円稼いだ方法」では、効果の高いSEO対策が10項目にまとめられています。
この記事は、書籍「ブログで5億円稼いだ方法」を参考に、ブログ初心者でも簡単にできる効果的なSEO対策10選について解説します。
目次
効果的なSEO対策10選
以下が効果の高いSEO対策10項目です。
- モバイルフレンドリーへの対応
- 適切なキーワード選定
- 狙うキーワードをタイトルや見出しに入れる
- E-A-Tに沿ったコンテンツの制作
- 検索意図に合ったコンテンツの制作
- 良質な被リンクの獲得
- 内部リンクを最適化
- ストレスのない表示速度の獲得
- 低品質コンテンツへの対処
- 古い記事のリライト
では、上記の10項目を順に紹介していきます。
1.モバイルフレンドリーへの対応
モバイルフレンドリーとは、 スマートフォン用に表示を最適化し、モバイル端末でWebサイトを閲覧しやすくすることです。
最近のWordPressやはてなブログのブログデザインのテーマは、パソコンとスマホの両方に対応したレスポンシブデザインとなっているため、問題はないと思います。
しかし、古いテーマを使っている場合は、スマホでWebサイトを見たときにデザインが崩れている場合があります。
自分のサイトがスマホに対応できているか不安な場合は、モバイルフレンドリーに自分のサイトURLを入力すれば、モバイルフレンドリーのテストを行うことができます。
問題がない場合は、「ページがモバイルで利用できます(このページは、モバイルデバイスでの使い勝手に優れています)」と表示されます。
問題があった場合、「フォントのサイズが小さい」「タップできる要素が近すぎる」といった、具体的な改善策を出してくれるので、一度チェックしておくといいと思います。
2.適切なキーワード選定
収益を生むためには、「競合が弱いスモールキーワード」から狙ってください。
ライバルの少ないキーワードで、ドメインパワーを上げていくことがまず、最初に行うことです。
ブログの初心者は「競合が強く、検索ボリュームの大きいキーワード」から狙ってしまいがちです。
これはほぼ確実に勝てないキーワードなので、いくら頑張っても検索上位にはあがりません。
効率的な作業のためにも、まずは「競合が弱いスモールキーワード」でドメインパワーをあげていきましょう。
自分のサイトのドメインパワーは、パワーランクチェックツールでおおよその値を調べることができます。
ドメインパワーをあげるためのアドバイスも得られるので、一度チェックしておくといいと思います。
3.狙うキーワードをタイトルや見出しに入れる
タイトル、見出し、画像説明文などにキーワードを入れることがSEO対策になります。
ただし、見出しすべてに狙うキーワードを入れてしまうと、目次もキーワードだらけになってしまい、見づらく分かりにくいサイトになってしまいます。
あくまでキーワードを意識的に入れるようにとどめ、読者が理解しやすいことを優先するべきです。
4.E-A-Tに沿ったコンテンツの制作
E-A-Tとは、以下のようなWebサイトの評価基準です。
E=専門性(Expertise)
A=権威性(Authoritativeness)
T=信頼性(Trustworthiness)
これは、専門性・権威性・信頼性が高いページを評価するといったGoogleの概念です。
では、E-A-Tをそれぞれ解説していきます。
➀専門性について
例えば「医療に詳しくない人が書いたブログ」と「医療機関の記事」では、「医療機関の記事」が上位に表示されるようになっています。
また、「雑記ブログ」と「特化ブログ」で同じ記事を書いた場合、「特化ブログ」のほうが上位表示されます。
このように、書いた人がどれだけ専門性をもっているかということが重視されるというわけです。
対策としては、なるべく特化ブログにしておくことをおすすめします。
②権威性について
権威性が重視されるとは、「企業のサイト」が検索上位にあがるということです。
例えば、「大手企業サイトが書いた50点の記事」と「個人が書いた90点の記事」があった場合、企業サイトが検索上位に表示されます。
個人ブロガーの解決策は、SNS等で発信力を高めていくことになります。
多くの人からシェア、リンク、引用などをされ、影響力を高めることが必要になります。
③信頼性について
ブログの運営者、記事の執筆者、記事の内容などに対して、信頼できるかどうかが評価されます。
信頼度を上げるには、運営者情報をブログに明記したり、執筆者のプロフィールを記載したり、記事の内容に根拠のあるデータを掲載する必要があります。
逆に、他のブログからのコピーや根拠のない情報を書き続けていると、ネガティブな評価を受けます。
5.検索意図に合ったコンテンツの制作
記事を書く際に「ユーザーの検索意図」を考える必要があります。
例えば「引っ越し 手続き」という検索があったとします。
この検索をした人は、以下のような検索意図があります。
「引っ越しの手続きは具体的に何をすればいいの?」
「転居届や住所変更はどうやってやるの?」
記事を書く際は、こういった検索意図を汲んで、解決策になるコンテンツを作成する必要があります。
的外れな内容を書いていては、いつまでたっても検索上位には現れません。
キーワードの検索意図がわからない場合は、Googleでそのキーワードを検索してください。
上位に掲載されたページこそが検索意図を汲んだ記事になっています。
6.良質な被リンクの獲得
他のサイトから自分のサイトへのリンクを被(ひ)リンクといいます。
被リンクを多く獲得することがSEO対策になります。
被リンクを多く得るには、リンクを貼ってもらえるように「SNSでシェアしたくなる」「信頼できるデータが掲載されている」「人に言いたくなるような情報が含まれている」といった記事づくりが必要になります。
ただし、被リンクは多ければいいというわけではありません。
「自分のサイトと関連性が低いサイト」「権威性がないサイト」からの被リンクは、あまり評価されません。
なので、大量の外部リンクを貼る業者を利用することは避けましょう。
自分のサイトがどれだけ被リンク獲得できているかは、Googleサーチコンソールの「リンク」から調べることができます。
7.内部リンクを最適化
ブログ内の記事と記事をつなぐリンクを内部リンクといいます。
内部リンクは被リンクほど重要視されませんが、以下のようなメリットがあります。
■読者の回遊率が上がる
■Googleがクロール&インデックスしやすくなる
■上位表示されやすくなる
特に、Googleがクロール&インデックスしやすくなるメリットは大きいと思います。
クロールとは、Googleがページを巡回し情報を収集することを指し、インデックスとはGoogleのデータベースに登録することを指します。
8.ストレスのない表示速度の獲得
ブログの表示速度が速ければ、Googleからポジティブな評価を受けます。
対策としては「画像を軽量化する」「無駄な拡張機能を削除する」などがあります。
ちなみに僕は画像を圧縮するために「EWWW Image Optimizer」というプラグインを利用しています。
9.低品質コンテンツへの対処
ブログをはじめたばかりの頃の記事は、低品質なものが多くなってしまいがちです。
そういった記事は、改善もしくは削除しましょう。
Googleのジョン・ミューラー氏も「自分で恥ずかしいと感じたり、残したくないと思うコンテンツは改善するか削除したほうがいい。」と述べています。
低品質の記事が多いサイトはネガティブな評価を受けます。
10.古い記事のリライト
Googleは、新鮮なコンテンツが評価されやすくなっています。
そのため、過去の記事を定期的に手入れする必要があります。
記事を更新せずに放っておくと、時間と共に検索順位を落としやすくなります。
最新の情報を追記したり、不要な情報を削除したりして、コンテンツをアップデートしていくことが重要です。
まとめ
以下が効果の高いSEO対策10項目です。
- モバイルフレンドリーへの対応
- 適切なキーワード選定
- 狙うキーワードをタイトルや見出しに入れる
- E-A-Tに沿ったコンテンツの制作
- 検索意図に合ったコンテンツの制作
- 良質な被リンクの獲得
- 内部リンクを最適化
- ストレスのない表示速度の獲得
- 低品質コンテンツへの対処
- 古い記事のリライト
SEO対策の情報は、多くの人が発信しており、中には信憑性の低いものもあります。
上記の10項目は、ガイドラインからだけでなく、「Googleの中心メンバーが発信しているTwitterや動画」「海外のSEO専門家の具体的な施策と効果測定による検証」から得た信憑性の高い情報をまとめたものです。
上記のようなSEO対策を行い、ブログのアクセス増加につながってもらえば幸いです。
最後に少し宣伝です。
今回のSEO対策10選は、書籍『ブログで5億円稼いだ方法』を参考にしています。
この本では、SEO対策以外にも「アクセス数の増やし方」や「ブログ収益アップの方法」などがわかりやすく紹介されています。
ブログの収益化を考えている人に役立つ本なので、是非読んでみてください。